こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・内科、横濱もえぎ野クリニックです。
本日は閃輝暗点(閃輝性暗点)の解説をしていきます。
■閃輝暗点の症状
閃輝暗点は一時的に視野障害が発生します。
突然視界がおかしくなります。
症状の具体例
・ギラギラする(光の輪のようなものなど)
・ギザギザする(尖った波模様など)
・キラキラする(眩しい、光ったような感じなど)
・見えなくなる(真っ暗になる、真っ白になるなど)
・ゆがんで見える
・ゆらゆら動く
閃輝暗点の症状は波模様のように動いていることが特徴です。
症状が出ている部分は文字が読めないほど視界が悪くなるため、
初めて経験する方は非常に不安になるかと思います。
また、時間の経過と共に症状の範囲が広くなったり、移動したりします。
多くの場合は60分以内に症状が消失します。早い方だと10分程度で消失します。
■閃輝暗点の原因
閃輝暗点は脳血管の収縮、拡張によって生じます。
視覚野と呼ばれるに視覚を司る血管の血流が、一時的に悪化し
それが解消した際に、視覚異常として症状が現れます。
あくまで脳血管が原因であり、眼球自体に異常が発生したわけではありません。
発生理由はストレスや食べ物の影響があると言われていますが断定することは難しいです。
■閃輝暗点は危険なのか?死ぬのか?
通常、閃輝暗点は片頭痛(偏頭痛)とセットになっており、以下の流れを辿ります。
↓
それが解消される
↓
閃輝暗点が発生する
↓
閃輝暗点の症状が消失する
↓
片頭痛を起こす
基本的には、症状が消失すれば頭痛以外には影響はありません。
しかし、まれに頭痛が発生しない場合があり
その一部は脳梗塞や脳腫瘍などの重大脳疾患によるケースがあります。
症状が出ないというのが非常に厄介です。
■受診が推奨されるケースは?
・頻回に閃輝暗点が起きるようになった
・閃輝暗点後に頭痛がない
・いつもと違う視野障害が起きた
推奨される診療科は脳神経外科か眼科です。
但し、眼科の場合「脳神経外科で検査を」となるパターンもあります。
閃輝暗点が脳疾患によるものではないことを確認するためには、
MRIやCT等の脳神経外科で導入されている機器で検査を必要があるためです。
■当院でも閃輝暗点の検査が可能です
当院はMRIを導入しており、「閃輝暗点のような症状で…」という方が来られます。
このような動機で来院される方は決して少なくないため、症例経験も豊富です。
閃輝暗点が初めて起こった方は不安になっているケースが多く、
脳疾患がない事が確認できると大変安堵されます。
検査結果の説明はモニターを用いて、
実際の撮影画像をご覧いただきながら一緒に確認してもらいます。
「問題ないですね。」の一言で終わらせないのは
丁寧に説明をし、よく理解してもらうことが患者様の安心に繋がると考えているからです。
■当院を受診された場合のその後
閃輝暗点が原因と診断した場合は継続的な受診は必要ありません。
当院は問診から結果説明までを一度のご来院で完了させますので、
基本的には初回のご来院のみで終了となります。
但し、以下のケースは複数回ご来院いただく場合がございます。
・脳疾患が見つかった場合
・脳に気になる所見があった場合
・採血を行い検査結果が後日になる場合
・薬の処方等で症状の変化を確認したい場合
■ご来院を希望される方へ
閃輝暗点の場合、MRI検査を行います。
事前にお電話にてご予約の上、お越しください。
電話番号:045-482-3800
診療日:月~木曜日、土曜日 駐車場あり
〒227-0048 神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-7
東急田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分。
初診でMRI希望の方は事前にお電話にてご予約ください。
当日予約も可能です。
その場合はお手数ですが、数分後に再度お掛け直しください。
電話番号:045-482-3800