もやもや病

もやもや病とは

  • 脳の血管が細く、脳の血流が不足する病気
  • 虚血型と出血型に分類される
  • 指定難病である

  • 発症率は10万人に3~10人
  • 発症のピークは20歳代~30歳代
  • アジア人に多く、特に日本人や韓国人に多い
  • 原因は先天的な血管異常と考えられている

もやもや病の症状

 

虚血型 20歳未満に多い
 →
脳の血流が不足し起こる症状

・片方の手足の麻痺、しびれ
・言語障害、視力障害

症状は数分から数時間で消失することが多いです。
脳梗塞になると後遺症が残ることがあります。

出血型 20歳以上に多い
 →脳の血管が破裂することで起こる症状

・激しい頭痛、手足の麻痺
・意識障害、言語障害

脳出血の重症度によって症状は異なります。
生命に関わることもあります。

もやもや病の症状が出やすい状況

  1. 熱いものを冷ます時(フーフーする)
  2. 激しい運動をした時
  3. 楽器等の演奏で息を吹き込んだ時
  4. 激しく泣いた時
  5. 大笑いした時

もやもや病の治療法

 
虚血型の場合
アスピリンなどの抗血小板薬を使います。血が固まる事(血栓)を防止し、脳梗塞が起こりにくくします。血流不足が強い場合はEDASやバイパス手術による治療も行われます。

出血型の場合
手術による治療が有効との説があり、現在一部の病院でその検証が行われています。早ければ数年以内に治療法として確立されるでしょう。

もやもや病の検査

もやもや病はMRI・MRAによる診断が第一選択肢です。大学病院での検査が必要と思われがちですが、MRIのあるクリニックでも検査は可能です。当院でも調べられます。もやもや病を疑う方でもそうでない事の方が圧倒的に多い為、ご心配でしたら気軽に受診できるクリニックで確認することをお勧めします。


当院でできる事

もやもや病の症状は脳梗塞や脳出血の症状と似ています。これは、もやもや病の延長線上に脳梗塞、脳出血が存在する為です。脳梗塞は名前を聞いたことがある方も多いと思います。脳の血管が詰まってしまい血が流れなくなってしまう病気です。日本では年間30万人が発症すると言われています。脳出血は血管が破れ出血を起こしてしまう病気です。

脳梗塞、脳出血、もやもや病。いずれの病気もMRIで確認ができます。よって、MRIのあるクリニックで検査ができます。当院でも検査可能ですので、気になる方はお電話でご連絡ください。1回の受診で3つの脳疾患全てを確認します。

正常な方


もやもや病の方

両者ともMRA撮影と呼ばれる、血流を確認するための撮影方法です。もやもや病の方は全体的に血流が細く、脳内はもやがかかったようになっています。これが名前の由来です。細い血管が多数あるとこのように映ります。


よくあるご質問

よくある当院へのご質問

Q.検査や診察にどれぐらい時間が掛かりますか?
総所要時間は平均で2時間、混雑時で3時間程度です。状況により変動はありますので、目安としてお考えください。

Q.いくら掛かりますか?
初診+MRI検査で約8,500円です(3割負担の方の場合)。追加検査がある場合は総額で概ね10,000円~15,000円となります。

Q.最短でいつ検査ができますか?
当日予約、当日検査が可能です。午前中にご連絡いただけるとその日の予約枠が残っている可能性が高いです。

Q.予約は必要ですか?
はい、事前予約が必要です。お電話口で「初診、もやもや病疑い、MRI検査予約」と伝えていただけますとスムーズです。

Q.電話番号を教えてください
045-482-3800までお問い合わせください。


記事監修

院長 泉山 仁

横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医

35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。



横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
診療日:月~木曜日、土曜日 午前:9時-13時 午後:15-18時 駐車場あり

〒227-0048 神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-7
東急田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分。



初診でMRI希望の方は事前にお電話でご予約ください。


混雑時はお電話に出られない場合があります。
その場合はお手数ですが、数分後に再度お掛け直しください。

電話番号:045-482-3800

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