こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科、横濱もえぎ野クリニックです。
本日は「脳神経外科に行く場合、最寄りの脳神経外科で良いか?」の質問にお答えします。
結論からお伝えします。
近いかどうかで決めないほうが良いです。
理由は命に関わる可能性のある脳疾患の有り無しを見極めることが多いからです。
それは頭痛やめまい、しびれ等、よくある症状から見つかります。
誤診で取り返しのつかない事になる場合もあります。
だから軽視すべきではないのです。
是非ともしっかりとした病院を受診して欲しいです。
◆どのように病院を選べば良いか◆
まず診断を行うにはMRIやCTといった検査機器のある病院が推奨されます。
脳神経外科、脳神経内科と謳っていてもこれらの検査機器がないクリニックもあります。
また診断の精度は先生の医師としての能力、撮影を行う技師の技量、病院の方針などによって大きく異なります。
それは結果の違いを生むこともあります。いわゆる誤診もそれに含まれます。
ですから良い病院は自力で探さなければなりません。
ではどのように決めれば良いのか?
このような要素が参考材料になります。
①MRIやCTがあるかどうか
②MRIやCTの性能が極端に劣っていないか
③どのような診療方針の病院か
④先生がしっかりしているか
⑤評判はどうか
②や③は当院ではオープンにしていますが、明示していないクリニックはよくあります。
ちなみに、この記事は当院への受診を促す意味合いはありません。
他の脳神経外科さんを受診していただいても構いません。
ただ病院は選んで行って欲しいとお伝えしたいのです。
他の脳神経外科に受診した後に当院へ来られる患者様、ぼちぼちおられます。
その為、他の脳神経外科様のお話をよく聞くことになります。
そして度々残念なケースをお聞きします。
具体例を挙げますと
「悪い部分があると言われたが、どこが悪いのかよくわからなかった」
「聞きたいことがあったが話を遮られてしまった」
「大丈夫とだけ言われて1分で診療が終わった」
というようなご不満をお聞きします。
また診療上の問題で言いますと
「どれだけ古い機械で撮ったんだ」、「画像が荒すぎてよくわからない」といった検査機器の問題から
「この先生は何を見て判断したんだ」と思われる誤診まで様々なケースが見られます。
同じ脳神経外科でも相当な差があることを感じさせられます。
尚、MRIとCTどちらが良いかはこちらをご参照ください。
結論のみを書きますとMRIを推奨します。
◆脳疾患は決して他人事ではない◆
脳神経外科は「自分の頭に何かあるのか?」と不安に思った時に行く場所です。
脳の疾患で有名なものですと、脳梗塞、くも膜下出血、脳出血といったものがあります。
これらは全くの他人事ではありません。
クリニックレベルでもぼちぼち見つかります。
ですから、面倒がらずに病院を選んで欲しいのです。最悪の場合、自らの生命に関わります。
当院でも大きな病院へ送らねばならない事例は毎週のようにあります。
早期発見で助かる命はたくさんあります。
後遺症が軽くて済む、あるいは後遺症が出ずに済むケースもあります。
何かおかしいと感じた時に病院へ行こうと思う、その心持ちは非常に良いことです。
願わくば、もう一歩進んで自分で病院を選んでみてください。
◆余談◆
当院は遠方から来られる方もたくさんおられますが
中には2時間以上かけて来られたり、離島から来られる人もおります。
有難さで一杯になる反面、申し訳ない気持ちにもなります。
おそらく他に良いと思うところがなく当院に来るのだと思います。
決して無理をして当院に来なくても良いので、現実的な範囲で探してみてください。
都心部でしたら近郊に数か所は脳神経外科があるはずです。
◆当院への受診をお考えの方へ◆
当院は田園都市線藤が丘駅が最寄り駅です。
患者様の主なお住まいは青葉区、港北区、緑区、川崎市北部、町田市南部です。
当院はこのような方にマッチしたクリニックです。
・事前に予約したい
・何度も通いたくない
・当日にMRI撮影を行いたい
・きちんと結果説明を受けたい
・温かみのある診療を受けたい
・経験豊富なドクターに診て欲しい
・閉所恐怖症でMRI撮影に困っている
・重大脳疾患発見時にしっかりと対応して欲しい
・車で来院したい
当院の特徴の詳細はこちらをご覧ください。
記事監修

院長 泉山 仁
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医
35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。