超音波エコー検査

超音波(エコー)検査とは

超音波(エコー)検査とは人間の耳では聞こえない高い周波数の音波を当て、反射波を分析して体内の状態を調べる検査です。臓器の大きさや形状、悪性腫瘍の状態、動脈硬化など血管や血流の状態を、リアルタイムに確認できます。


超音波検査の特徴

① 安全

胎児の検査にも使われるほど安全性が高く、誰に対しても制限なく繰り返し行うことができる検査です。

② 痛みなどの不快な刺激がない

医療用ゼリーを塗ったプローブを当てるだけの検査です。超音波自体も身体に刺激を起こさないため、痛みなどは一切ありません。

③ 検査時間が短い

検査の所要時間は、一般的に10~15分程度です。事前準備もなく、検査後の処置や安静などを行う必要もありません。


頸動脈の超音波検査

頸動脈は、大量の酸素と栄養素を必要とする脳を含む頭部に血液を送る血管です。大動脈から伸びた頸動脈は首の部分で内頸動脈・外頸動脈に分かれ、内頸動脈は脳へ血液を送り、外頸動脈は顔に血液を送ります。内頸動脈・外頸動脈の分岐点は頸動脈分岐部と呼ばれていて、動脈硬化リスクの高い部位です。
頸動脈の超音波検査は、頸動脈エコーと呼ばれていて、この検査をすることで心筋梗塞・脳梗塞・大動脈解離など深刻な病気の発症リスクを知るために有効とされています。
こうしたことから疾患が疑われる場合や疾患の進行度を確かめる場合だけでなく、人間ドック・脳ドックでも行われることが多くなっています。

頸動脈の超音波検査が必要な方

  •  動脈硬化が疑われる
  • 糖尿病・脂質異常症・高血圧などの生活習慣病がある
  • 肥満している
  • メタボリックシンドロームを指摘された
  • 狭心症などの心臓病がある
  • 脳疾患・脳血管疾患のリスクが高い など

動脈硬化の早期発見のために頸動脈の超音波検査を受けましょう
動脈硬化は、心臓から血液を全身に届ける動脈が硬くなって弾力性や柔軟性が失われている状態です。高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病があると動脈硬化が進行しやすく、それによって動脈の血管が狭窄や閉塞を起こし、脳梗塞・狭心症・心筋梗塞といった深刻な疾患の発症リスクを上昇させます。
動脈硬化が進行すると動脈内にプラークというかたまりができやすくなります。プラークが付着すると血管が狭窄してしまいますし、プラークがはがれて血流に運ばれて先の血管を詰まらせる閉塞を起こします。
頸動脈の超音波検査では、頸動脈の血管壁の厚み、プラークの付着状況などを確認できます。脳梗塞など脳血管疾患のリスクを知るために不可欠な検査であり、全身の動脈硬化の進行状況を推測するためにも重要です。


動脈硬化の早期発見のために頸動脈の超音波検査を受けましょう

動脈硬化は、心臓から血液を全身に届ける動脈が硬くなって弾力性や柔軟性が失われている状態です。高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病があると動脈硬化が進行しやすく、それによって動脈の血管が狭窄や閉塞を起こし、脳梗塞・狭心症・心筋梗塞といった深刻な疾患の発症リスクを上昇させます。
動脈硬化が進行すると動脈内にプラークというかたまりができやすくなります。プラークが付着すると血管が狭窄してしまいますし、プラークがはがれて血流に運ばれて先の血管を詰まらせる閉塞を起こします。
頸動脈の超音波検査では、頸動脈の血管壁の厚み、プラークの付着状況などを確認できます。脳梗塞など脳血管疾患のリスクを知るために不可欠な検査であり、全身の動脈硬化の進行状況を推測するためにも重要です。


頸部頸動脈狭窄症

脳へ血液を運ぶ内頸動脈・顔に血液を運ぶ外頸動脈の分岐点である頸動脈分岐部は動脈硬化を起こしやすい部分です。頸動脈超音波検査で頸動脈分岐部に動脈硬化による狭窄が認められる状態が頸部頸動脈狭窄症です。
脳への血流量が低下して虚血を起こす、プラークがはがれて血流に運ばれて脳梗塞を起こす可能性がありますので、狭窄の程度に合わせた治療が必要です。狭窄の状態により脳梗塞の危険性が高いと判断された場合には、外科的治療を検討します。

頸部頸動脈狭窄症の分類と重症度

症状のある症候性と症状のない無症候性に分けられます。症状のある症候性は、脳梗塞や一過性虚血発作などを起こしている状態です。

重症度は、狭窄の程度によって分けられます。30~49%が軽度、50~69%が中等度、70%以上が高度とされます。

頸部頸動脈狭窄症の診断

頸部頸動脈の超音波検査で診断します。超音波検査は、被ばくがなく、痛みなどもないため、何度でも繰り返し行える安全な検査です。血液の流れをリアルタイムに確認できますし、頸動脈壁のプラークの状態、狭窄している部分の血流速度、血流の方向などを確認できます。

なお、検査は診察で必要と判断されてはじめて行うものです。こうしたことから、頸動脈超音波検査のみのご予約は行っていません。
なお、脳ドックでは頸動脈超音波検査がメニューに加わったコースもありますので、脳の健康状態を知りたいという方はそちらをご検討ください。


実際の頸動脈超音波検査


当院では基本的に仰向けになっていただいて検査を行っています。
モニタ画面を細部まで丁寧に確認できるよう、検査室の証明は暗めです。
医療用ゼリーをたっぷり塗ったプローブを首筋に当てて、観察します。
首を楽に出せる衣服であれば、衿を少し下げるだけで検査を受けていただけます。

記事監修

院長 泉山 仁

横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医

35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。


横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
診療日:月~木曜日、土曜日 駐車場あり

〒227-0048 神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-7
東急田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分。

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