こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科、横濱もえぎ野クリニックです。
頭痛は大きく分けると、緊張型頭痛、片頭痛、その他の3種類に分かれます。
このうち最も多くを占めるのが緊張型頭痛で、全頭痛の約70~90%を占めます。
Q.緊張型頭痛とは?
A.圧迫感や締め付けられるような痛み、じんわりとした痛みが特徴の頭痛。
本日はこの緊張型頭痛の治し方、減らし方に焦点を当てます。
痛み止めは原因を改善してくれない
ロキソニンやイブなどを代表とする痛み止め。
薬局でも沢山売られており、多くの人がお世話になった事があるでしょう。
非常に便利でよく効くのですが、一つ盲点があります。
頭痛の原因は解決してくれません。
その場限りの使用であれば、原因を突き詰める必要はありませんが
繰り返す頭痛は原因を突き止めて改善することが大切です。
どんなに優秀な痛み止めでも、
頭が痛くなる理由が解決していなければ、また頭痛が起こるでしょう。
緊張型頭痛の原因は「疲れ」
疲れている原因は人ぞれぞれ違いますので、その部分を探る必要があります。
よくある事例は以下の通りです。
・ハードワークによる疲れ
・姿勢の悪さによる疲れ
・眼精疲労による疲れ
・睡眠不足による取れない疲れ
・不安感の強い生活による疲れ
・過度な運動による疲れ
物理的な疲れと精神的な疲れ、どちらも緊張型頭痛を起こす原因です。
頭痛が治らない人がやるべき事
- 危険な頭痛(命にかかわる頭痛)でないかの確認を行う
頭痛の原因が脳疾患でない事を確認します。MRIかCTで脳内の精査を行ってください。
推奨はMRIです。
- 頭痛の原因に目星を付ける
緊張型頭痛であるとの診断が出ましたら、先ほどのよくある事例を見て検討を付けてください。
片頭痛の方でも同様の理由から起こっている場合がありますので、参考にしてください。
- 頭痛の頻度が減ったか確認する
頭痛が減っているか、良くなっているかを確認してください。
頭痛薬は飲んでも構いませんが、あくまでも一時凌ぎだと考えてください。
- すぐに良くならない場合のよくある原因
・慢性化している → 治りにくく時間を要します。緊張型頭痛と片頭痛の混合型もよく見られます。
・原因が解決できていない → 原因の解決は薬ではなく、ご自身の意識でしか変えられません。
・精神的要因 → 心療内科や精神科の受診をお勧めします。
記事監修
院長 泉山 仁
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医
35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
診療日:月~木曜日、土曜日 駐車場あり
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