こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科、横濱もえぎ野クリニックです。
本日はMRIの検査費用についての解説をします。
MRIにはテスラと呼ばれる磁力の強さを示した数値があり、
この数値によって患者様がお支払いになる値段が異なります。
当院では1.5テスラのMRIを導入しております。
1.5テスラの場合は撮影料と画像診断料で19,000円となります。
保険診療で同テスラのMRIなら、どこで撮影してもこのお値段は変わりません。
実際にお支払いになる額（自己負担額）は
3割負担の方は約6,600円、1割負担の方は約2,200円です。
但し、これは初診料とMRI検査だけのお値段です。
実際にはこれが総額になるとは限りません。
どのクリニックであっても必要があると判断されれば
神経に関する検査や、身体の震えに関する検査、あるいはエコーや採血など
他の検査を同時に行いますので、その費用が掛かります。
特に神経に関する検査はMRIと付随しているクリニックが多いです。
また、クリニックによっては他に加算項目が付くこともあります。
そのため、3割負担の方は15,000円ほどお持ちいただくのが望ましいです。
多少余裕を持った金額です。
一例を挙げますと、当院では頭部MRI＋神経の検査で約8,500円です。
ちなみにMRIに怖いイメージをお持ちの方が多いですが、
どのような機械かを知ってから検査を受ければ怖いものではありません。
下記の記事にて、その内容について触れております。
ぜひご一読ください。
＋おまけの小話＋
1.5テスラ未満のMRIを持つクリニックへ行くと4,300円ほど安くなります。
ですので、3割負担の方だと約1,400円の節約になります。
ですが、それを基準に病院を決めることは推奨できません。
MRIはテスラの数値が高ければ高いほど画質が良くなります。
例えば、0.3テスラと1.5テスラのMRIで同じ条件で撮影した場合は
ぱっと見てわかるぐらいに画質が違います。
当然、画質の良し悪しは診療にも影響を及ぼします。
これは病変の見逃しに繋がります。
節約できる額に対してリスクが大きすぎるので、推奨できないのです。
記事監修
院長 泉山 仁
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医
35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。
