コラム

「MRI検査 怖い」「MRI 閉所恐怖症」で検索されている方へ

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最終更新/2023.06.13

こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科、横濱もえぎ野クリニックです。


当院では閉所恐怖症の方にも対応したMRIを導入しております。
映像と音楽が流れるMRIで、映画を見ているような状態で検査が受けられます。

最近では連日、閉所恐怖症・閉所恐怖症気味の方が来られます。
東京都は勿論のこと、群馬や埼玉・千葉や静岡から撮りに来られる方もおられます。


皆さんを悩ませている問題はただ一つ。

閉所恐怖症でMRIが撮れない

実際に数か所でMRIにチャレンジしたが撮影できず、悩んだ結果当院に来られる方が多数おります。


そうなると気になる点は
閉所、閉所気味の方は「どれぐらい撮影に成功しているのか?」
に尽きると思います。

答えは「ほとんどの人が撮れています。」
9割以上の方が撮影に成功しています。

撮れた感動のあまりに泣いてしまったり、必ずまた来ますと仰っていただける方までおり、
当院としても非常に喜ばしい限りです。

ですが、稀に当院でも撮れない方がいらっしゃいます。
それは以下に該当する方です。

・パニック障害の方
 入った際にパニック症状が出ると厳しいです。
 過去の実績から言いますと、当院での検査はお勧めできません。
 オープンMRIを導入しているクリニックでの検査を推奨します。

・重度の閉所恐怖症の方
 極端に閉所を認知しやすい方、瞬間的に強烈な体調不良を催す方。
 あまりにも重度の方だと当院のMRIでも身体が拒否してしまうようです。
 当院ではこの理由で撮影に失敗される方は二カ月に一人程度です。

・その他の理由の方
 原因がハッキリしない中ギブアップされる方も稀にいらっしゃいます。
 閉所の方の撮影件数が増えているので、このようなケースも出てきています。

・参考データ
 2022年6月にご来院された閉所、閉所気味の患者様は29名でした。
 そのうち撮影成功が28名、失敗が1名でした。
 2023年3月は撮影成功が20名、失敗が1名でした。

尚、うつ伏せになって撮らなければならない場合は、
映像を映すヘッドコイルを被せられないので音声のみになります。

また、頭以外の部位を撮影する場合、映像が流れるヘッドコイルを被せないことがあります。
その場合は撮影技師に「閉所なので映像を見せて欲しい。」とお伝えください。

ヘッドコイルを装着し、映像が見られる状態で撮影させていただきます。
部位によっては逆向きで入っていただき、頭を外に出るようにして撮る場合もあります。


ちなみに当院の撮影方針は以下の通りです。

・鎮静剤や睡眠剤の使用は行いません。

・ご自身が撮影が困難と判断された場合は中止します。
 (中止になっても怒ったりはしません)

・ご不安な場合は事前見学も承ります。
 (事故防止のため入口からご覧いただく形となります)

・撮影前に安定剤を飲んでいただいても構いません。
 (安定剤はご自身でお持ちください フラフラしない程度の量でお願いします)

乗り切る方法として、目を開けない、安定剤を飲んでおく、鼻呼吸をする等がありますが、根本的な解決には至りません。
どうにもならないという方は「自分でも撮れるMRIを探す」方が現実的かと思います。


閉所の方が撮れるMRIはオープンMRIが筆頭候補ですが、当院はオープンMRIではありません。
オープンMRIは左右の視界広いのがメリットですが、通常のMRIと比べて大きく画質が劣ります。
これは機械の磁石の種類が違うためです。

当院のMRIは通常のMRIと比べても画質に遜色はありません。
さらに枚数を多めに撮影して綺麗な画像の出力に努めています。

なぜ閉所の人でも撮れるのか?

映像と音楽が流れるMRIの力が大きいです。
実際に中に入った状態での視野には開放感があります。これが非常に好評です。
例えるなら、奥行きのある広いシアタールームで映画を観ているような感じです。
閉塞感からくる怖さに大変効果的です。

また午前午後の最終枠に受けていただくなど、
心理的にもリラックスして受けていただけるような配慮をしております。

横浜北部では当院のみが導入している機種となります(2023年時点)。
この機種が中々増えていかないのには以下の理由があります。

1.機種自体の値段が高い
性能の良さに定評がある機械なのですが、その分値段にも反映されています。
国内製MRIの方が明らかに安価な為、そちらが導入される傾向にあります。

2.映像機能を付けても売上は増えない
映像と音楽が流れる機能はオプションなのですが、これを導入しても保険点数上の売上は変わりません。
また閉所の方は他の患者様と比べて時間が掛かり、かつ撮れないかもというリスクがあり、歓迎しない病院が多いのは事実です。

実際のMRIはどんな感じ?

頭に装着するヘッドコイルです。上部の鏡を使ってMRI奥にある映像を映し出します。


MRI奥にある映像です。一緒に映っているのは優しい技師さんです。


実際に入っていただく時の様子です。鏡で奥の映像が映し出されます。


患者様視点はこのような感じです。
奥まで入ってもらうと、視界は大きなスクリーンで映画を観ているような状態になります。


動画でのイメージもあります。こちらをご覧ください。・


当院をもっと詳しく知りたい方へ
横濱もえぎ野クリニックの口コミです。
(閉所の方の感想も掲載しています。)
https://www.ymc3838.com/column/1944/

MRI検査は怖い?音量は?
https://www.ymc3838.com/column/685/

閉所恐怖症の方へ。MRIの選択肢を紹介します。
https://www.ymc3838.com/column/1574

当院の特徴
https://www.ymc3838.com/first/#a02

どんな先生?
https://www.ymc3838.com/clinic/#a01

 

当院でのMRI検査をご希望の方へ



事前にお電話でご予約ください。
はじめに「初診/MRI検査希望/閉所恐怖症」とお伝えください。


閉所恐怖症の方は午前午後、いずれかの最終枠にて予約をお取りします。
後の方がいないのでプレッシャーがなく、急かずに検査に挑戦できるからです。


日程は受付とご相談ください。
心の準備などもあるかと思いますので、即日ではなく翌日以降のご予約でも構いません。

 

混雑時はお電話に出られない場合があります。
その場合はお手数ですが、数分後に再度お掛け直しください。

電話番号:045-482-3800

記事監修

院長 泉山 仁

横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医

35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。


横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
診療日:月~木曜日、土曜日 駐車場あり

〒227-0048 神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-7
東急田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分。

当院の特徴を知りたい方はこちらをご覧ください。
当院の口コミが読みたい方はこちらをご覧ください。
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