こんにちは。
青葉台駅・藤が丘駅の脳神経外科・脳神経内科、横濱もえぎ野クリニックです。
本日は頭痛時にMRI検査を行う目的と意味についてお話します。
ズバリ結論から申します。
・脳内に隠れた病気が潜んでいないかの確認
・ご自身の状態を把握し安心してもらうため
この二点が検査の意義です。
問診・診察で患者様の症状をお伺いすることで原因の予想はできます。
しかし、脳は表面から診ることのできない部位です。
ですから脳内をしっかりと検査できるMRI検査を行います。
脳検査にMRIが推奨される理由は以下の通りです。
・MRIが身体内部の柔らかい部分を撮影するのに適していること
・360度あらゆる位置、角度から身体の内部を診断できること
一般的に撮影というと単一の方向から撮られた画像をイメージしがちです。
レントゲン撮影で出力される画像がそうです。
MRIの場合は同じ部位を違う角度からも見ることができます。
これにより正面から見ても判断しにくい画像も、違う角度から見ることでより正確な診断を実現します。
代表的な脳の病気では脳梗塞、くも膜下出血、脳出血、動脈瘤解離などが挙げられます。
このような大病も含め、まずは脳に異常がないかを判断するために検査を行います。
結果何も見つからなくとも、それは無駄な検査ではありません。
患者様は多かれ少なかれ、「大きな病気が原因ではないか?」と疑って来院されるため、
そうではないという事実がわかるだけでも安堵されるものです。
また当院のMRI撮影では首も撮りますので、そこでストレートネックが発覚することがあります。
典型的な現代病として、首や肩からくる頭痛は大変多いです。
スマートフォンやパソコンを長時間眺めることが多い時代なので、頭痛の原因では上位に挙げられます。
その場合は姿勢の改善の指導、頓服用のお薬を処方したり、湿布の処方を行います。
検査には「ご自身の状態をしっかりと把握してもらう」という目的もあります。
そのため当院では、撮影後の説明を「問題ないですね」の一言では終わらせません。
問題がないとしても、実際にご自身の脳内画像を確認してもらい納得してもらいます。
問題があるなら「どこにどのような問題があるかをしっかり説明する」。
問題がないなら「実際に問題がないことを一緒に確認する」。
という工程を大切にしています。
当院への受診を希望される方へ
下部の「お電話のご予約はこちら」よりお気軽にお問い合わせください。
頭部MRIは当日予約を承っておりますので、スピーディーな検査、結果説明が可能です。
記事監修

院長 泉山 仁
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医
35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。