最終更新/2023年6月5日
こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科の横濱もえぎ野クリニックです。
本日は病院探しをされている方へのアドバイスです。
皆様はどのような言葉で検索されますか?
「地域名 診療科目」、「症状 診療科目」でしょうか?
あるいは「診療科目 おすすめ」でしょうか?
少しでも評判の良いところへ行きたい気持ちはよくわかります。
当院にも「評判がいい 頭痛外来 脳神経外科 横浜」などのワードで辿り着く方がいます。
しっかり探されている方ですと
「診療科目 名医」、「病院名 口コミ」でも検索をされる方がおられます。
実はこの検索ワードは参考になる部分もあり、参考にならない部分もあります。
◆「診療科目 名医」について
「名医」というフレーズは大変使いにくい言葉であります。
自院のページで用いると自画自賛のようです。
そして名医の基準は人により異なるので難しい言葉です。
抽象的であり過剰な宣伝とも取れるので、使うことを躊躇する言葉です。
◆クリニック情報がまとめサイト、掲載順位があるサイトについて
これには広告料が発生している場合が多々あり、公平的観点とは言い難いサイトが存在します。
広告料順に掲載されるケースがあり、実質的に宣伝サイトと化している場合があります。
実際に拝見すると「え、、なんでここが1位なの。」と思う順位付けをするサイトが多々あります。
◆「病院名 口コミ」について
こちらはある程度は参考になりますが、
どのサイトに掲載されているかを注意する必要があります。
病院ポータルサイト(多数の病院情報をまとめているサイト)には、
低評価や悪い内容の口コミが投稿できない、反映されない仕様になっているサイトが存在します。
つまり一定評価以上のクチコミしか表示されていない場合があります。
これを考慮した上で判断する必要があります。
口コミの数が少ない病院でも、良い病院である事はままあります。
口コミ数が多い=良い病院とは限りません。
逆に悪い部分がハッキリしている病院の場合は、
類似内容が複数投稿される傾向にあるので判断しやすいです。
現状ではgoogleの口コミが一番参考になると思います。
理由は良い評価も悪い評価も選別なく掲載されるからです。
尚、大きな病院、精神科、産婦人科は総合評価が低くなりがちです。
ここでは理由に触れることは控えますが、傾向は把握しておくと良いでしょう。
◆何が一番参考になるのか?
これは「実際に行った人から話を聞くこと」です。
実体験ですから病院の雰囲気や先生の診療スタイルまでを知った上での判断です。
実際にその病院へ行った家族なり知人や友人に聞くのが確実です。
何より自分が嫌だと感じた病院は身近な人に薦めませんよね?
ただし複数の先生がおられる診療所の場合はこれに限りません。
違う先生に当たる可能性があるので、必ずしも参考にならないということです。
そういう場合は同じ先生がおられる日に行くのが安心です。
尚、当院の場合は口コミから来院される方は相当数おります。
「知人から勧められた」、「家族からここが良いと言われた」等の動機で来られます。
また親しい仲の医療従事者に聞くことも良い方法です。
実は医療従事者は自分が働く病院を薦めるとは限りません。
むしろ職場の病院には掛かりたくないという方が沢山います。
気まずいからと避ける人もいますが、多くは自院の医療が信頼できないと感じているからです。
ですから「うちにおいでよ」と即答がある場合の信頼性は高いです。
◆脳神経外科の場合、気にすべきもう一つの事
最後に脳神経外科の場合、もう一つ気にした方が良い点があるのでお知らせします。
検査機器があるクリニックではCTかMRIを撮ることが多いですが、
機器による差異、クリニックの撮影方針、撮影技師の技量で出来上がる画像のレベルに相当な違いが出ます。
検査結果の画像は診断する際の重要な判断材料です。
しっかりとした検査を希望される方はこの部分も気にした方が良いです。
MRIで言えば、低すぎるテスラ数のクリニックは避けるなど。
撮影方針を言及しているクリニックは稀です。
当院は丁寧に撮ることを重視しているので言及しています。
また撮影時間の短さを強く売りにしている場合は、懸念点になり得ます。
理由としては"撮影時間を短くする"と"画像が荒くなる"はほぼ同義だからです。
尚CTとMRIどちらが良いかは、脳の撮影で総合力ならMRI優位が一般論です。
長くなりましたが、皆様の病院探しに少しでもお役に立てたら幸いです。
良い病院、先生と出会えることを心より願っております。
◆当院について
当院は横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科です。
検査機器はMRIを導入しています。
当院の詳細、特徴はこちらをご覧ください。
記事監修

院長 泉山 仁
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医
35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。