病院の選び方、救急車の可否
頭をぶつけたら・・
- 脳神経外科を受診する
- CTやMRIがある病院を選ぶ
- 軽度な場合→クリニックへ
- 重度な場合→総合病院の救急外来へ
頭をぶつけた場合、脳神経外科を受診することが最も重要です。これは、脳の損傷の有無を確認するために、専門的な知識と検査設備(CTやMRIなど)が必要だからです。
脳神経外科クリニック: 軽度の症状(たんこぶ、軽い出血、一時的な記憶の消失、自力で歩行できる程度のめまいや頭痛など)の場合、CTやMRIを完備しているクリニックで診てもらうのが良いです。
総合病院(救急外来): 大きな事故に遭った場合や、傷口が深く縫合が必要な場合、あるいは夜間や休日に症状が出た場合は、総合病院の救急外来を受診しましょう。これらの病院は、より深刻な状態に対応できる体制が整っています。
救急車の必要性
下記のような重篤症状があれば、すぐに救急車を呼ぶ。
- 意識障害
- 繰り返す嘔吐
- けいれん
- 激しい頭痛
- 手足の麻痺
- 視覚異常
- 止まらない出血
応急処置と観察
頭をぶつけた時の応急処置は、以下の3つのポイントに分けて行うことが重要です。
1. 意識の確認と安静
まず第一に、意識があるかどうかを確かめてください。
- 声をかける
「大丈夫ですか?」と声をかけて反応をみる。
- 体を揺すらない
意識がない場合でも、体を強く揺さぶらないでください。首の骨(頸椎)を損傷している可能性があり、症状を悪化させる可能性があります。
- 安静にする
意識がある場合でも、まずは安静にさせましょう。無理に動かすと、症状が悪化する可能性があります。
2. 患部の処置
- 冷やす
たんこぶや腫れがある場合、冷やすことで内出血を抑え、腫れや痛みを和らげることができます。氷や保冷剤をタオルで包んで患部に当てましょう。直接当てると凍傷になる可能性があるため、必ずタオルで包んでください。冷やす時間の目安は20〜30分程度です。
- 止血する
傷口から出血している場合は、清潔なガーゼやタオルを当てて、患部を上から強く圧迫して止血します。頭部の傷は、小さくても出血量が多くなりがちですが、慌てずしっかりと圧迫を続けることが重要です。出血が止まらない場合や、傷口が深く大きく開いている場合は、すぐに病院を受診してください。
3. その後の経過観察
頭をぶつけた後、すぐに症状がなくても、時間が経ってから重篤な症状が出ることがあります。特に、事故から24時間は注意深く観察してください。
- 一人にしない
少なくとも24時間は、できるだけ一人にさせないようにしましょう。3〜4時間おきに声をかけ、意識や受け答えがおかしくないか確認します。
- 入浴や運動、飲酒を控える
少なくとも24時間は、血行が良くなる入浴や激しい運動、飲酒は控えましょう。血流が良くなることで、頭蓋内で出血が広がる可能性があります。
- 症状のチェック
頭痛が強くなっていないか、吐き気や嘔吐がないか、手足の麻痺やしびれはないか、物が二重に見えないかなど、異常がないか注意して観察してください。
少しでも異変を感じた場合は、すぐに医療機関を受診するか、救急車を呼んでください。
当院の外傷受診について
当院は横浜市青葉区にある脳神経外科クリニックです。
田園都市線藤が丘駅から徒歩8分、MRIの設置があります。
頭を切っている場合は、浅い傷までが対応範囲です。
深い傷で縫う必要がある場合は、大きな病院での処置が必要です。
要予約制ですので、必ず事前にお電話ください。
tel.045-482-3800
尚、下記の症状がある場合は、クリニックではなく病院へ行ってください。
・傷口部分がパックリ開いている
・30分以上記憶が飛んでいる
・めまいがおきた(自力歩行不可)
・頭痛がおきた(自力歩行不可)
・けいれん症状がおきている
・何度も嘔吐してしまう
・意識がハッキリしない
記事監修
院長 泉山 仁
・横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会専門医
平成27年 市が尾カリヨン病院 病院長
平成29年 青葉さわい病院 副院長
令和元年 横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 開業
田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分
診療:要予約制 診療日:月~木曜日、土曜日