頭痛を治す為に一番大切な事/頭痛治らない

頭痛を治す為に一番大切な事は何だと思いますか?
答えは自分の頭痛をよく知る事です。

「何を言ってるんだ?」と思わずに聞いてください。
正しく知る事は大切です。


例えば、、

風邪をひいた時に、熱が上がる理由を知っていますか?
身体の免疫を上げる為なのです。

悪い菌が体内に入ったら、体温を上げ自身の免疫力を活性化させます。そうして、悪い菌をやっつけようとするのです。では、実際の私たちはどうしているかというと、、

高熱でダルい → 解熱薬を飲もう → 熱が下がった!

熱が下がれば楽にはなります。しかし、悪い菌を撃退できたのではなく、解熱作用で熱が下がっています。つまり、無理に熱を下げることは解決に繋がらない可能性があるのです。なぜ、どうして?という部分を知ると高熱に対する認識は変わりますよね。

 

頭痛も同じです。どんな方にも必ず頭痛を引き起こす原因がありますが、薬でどうにかしようとする方が多いです。痛み止めは万能薬ではないのです。薬を飲めば一時的に痛みを感じなくなりますが、根本的な原因は解決していないので頭痛が再発するのです。どんな名医でも薬だけで治すことは無理なのです。

 

実例を挙げます

クリニックへ掛かり緊張型頭痛との診断。痛み止めとしてロキソニンの処方。後日治りませんと再来院。

何故治らないかわかりますか?
痛み止めは対症療法ですから、どんなに飲んでも頭痛の原因は解決してくれません。緊張型頭痛を起こす原因を見つけて、そこを改善しなければ治らないのです。ロキソニンを出した医者がヤブなのか?というと、そうではないですよね。


脳神経外科へ行くと…

一番冷たい場合は「脳の検査では異常は見つかりませんでした。」で終わりです。どのような頭痛が疑われるか、どのような処方薬があるか等の説明が全くない場合もあります。当然、それを説明してくれるクリニックの方が良いです。

例えば、「緊張型頭痛だと考えられます。痛い時にはこの薬を飲んでください。」さっきの病院よりも丁寧ですが、大事なのはその先です。【なぜ緊張型頭痛頭痛が起こるのか?】。つまり、頭痛の原因を探る事が大切です。

緊張型頭痛のよくあるケース

よくあるケースは、姿勢が悪い状態でスマホを見続ける、眼精疲労が強いが眼のケアを全く行っていない等です。ですが、そこには現実的な問題が立ちはだかる場合があります。例えば、仕事で絶えずパソコンの画面を見続ける人が、それを止める訳にはいかないですよね。

その場合に出来る事は、眼を休める時間を必ず作る、仕事後に眼のケアをする、ドライアイにならないように定期的に目薬をさすといった事になります。特に頭痛が酷い方は頭痛を全く無くすというのは難しいです。折り合いを付けて上手く頭痛と付き合っていく方が現実的です。

根本原因まで踏み込んでくれるクリニックはほぼないので、そこは自分で解決する必要があります。しかし、この記事を読んだ方は、今日そこに気付けました。ご自身の頭痛の原因が何なのかを考えてみてください。

当院ができる事

  • 頭に悪い病気がないかの確認
  • モニターを使って実際に説明
  • 疑われる頭痛の種類の説明
  • 必要に応じて薬の処方


当院へ来られる患者様には、信頼できるクリニックで安心感を買うという目的の方もいると思います。最近は20km、30km離れた場所からも患者様が来るようになりました。当院の周辺ですと脳神経外科の診療圏はせいぜい2kmです。遠くから来られるには、それなりの理由があります。当院が特別、頭痛の原因に言及するわけではありませんが、そこまでの流れにはお役立ちできますので、頭痛が気になる方はご検討いただければと思います。

 

頭痛解決への流れ

  1. 危険な頭痛(命にかかわる頭痛)でないかの確認を行う
  2. 自分がどの頭痛に当てはまるか特定する(緊張型頭痛、片頭痛など)
  3. 頭痛の原因に目星を付ける
  4. 治療を行う
  5. 頭痛をコントロールする

詳しい解説はこちらをご覧ください。

 

記事監修

院長 泉山 仁

・横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会専門医

平成27年 市が尾カリヨン病院 病院長
平成29年 青葉さわい病院 副院長
令和元年 横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 開業

横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分

診療:要予約制 診療日:月~木曜日、土曜日

 
電話番号:045-482-3800

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